妊娠糖尿病(妊娠13週で診断/14週から血糖値測定&インスリン注射)のころのこと。
5年ほど前に42歳で妊娠したとき、妊娠13週目くらいに「妊娠糖尿病」だと告げられ、妊娠14週目から「1日4回、血糖値測定とインスリン注射」をすることになりました。
その時の日記(ブログ・現在非公開)が出てきたので、以下にコピペしておきます。
というのは、当時、まだつわり中でつらかったのに、びっくりするくらいに注射や採血が苦手な私が、食事制限、血糖値測定、インスリン注射(妊娠後期に進むにつれて、量も増えていく……)という恐怖に半年も耐えられるだろうか、とおびえていたからでえす。
不安はそれだけじゃなくて、
そもそも、影響なく子どもが生まれてくるだろうか。
インスリン量が増えても大丈夫なんだろうか。
などなど、妊娠3か月から毎日数回思っては、ブルーになっていました。
当時、ネットを見ても、私と同じくらい重めの妊娠糖尿病の方の体験談がなくて、とにかく情報に飢えていたので、同じ思いをされている方の役に立てばいいな、と思ったので。
以下、私の当時(妊娠4か月くらいのころ)の文章です。
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注射、採血が大嫌いな私にとって、最初「毎日、朝食前、3食後の計4回、針をぱちんとさして血液を出して血糖値を計りましょう」っていうだけでおおごとでした。
もちろん、妊娠糖尿病だっていうのも問題だけど、もうそれは診断されちゃったので仕方ない、と。
ただ、針はいやだーーーーと。
でも仕方ない。
栄養指導を受けたのでそれに従って、
・野菜を先に食べる
・食物繊維もたくさん
・そのあとタンパク質を食べる
・炭水化物は最後に
っていう感じで、血糖値が上がらないような食事を意識することに。
病院が貸してくれた血糖値測定キットで、毎回びくびくしながら血糖値を計りました。
1週間後、再び病院へ。
しかーし、血糖値が思わしくないので、即、インスリン注射決定。
42歳なのに、泣きそうでした。
すぐにインスリンの打ち方を教えてもらったんですが、針が怖すぎて、その日の夜は打たずに、翌日の朝からにしてみました。
インスリンがなかなか力を発揮せず、単位(インスリン量)がばんばん気持ちよーく増えていくのも悲しくて、「あと半年も、毎日毎日毎日毎日、食べたいものを自由に食べられなくて、血糖値を計って、インスリン注射もするのか」と、陰鬱な人になっていました。
妊娠14週目くらいからインスリン注射スタートだったので、つわりもまだ抜けきっておらず、気持ちとしては、いつでも泣ける! って感じで。
すべてのことが嫌でした。
まだインスリン量も自分の中でよくわかっていなかったので、食後2時間の血糖値の上下に一喜一憂したり、ほんと、つらかった!
打ち始めて2週間後に栄養指導があったときには、「もともと料理も食事も大好きなのに、今、もうなにもやる気がしないんです」と訴えてみたり、糖尿病の方の先生にも「嫌いな注射もちゃんとして、食事も気にしているつもりなのに、思ったような血糖値にならなくて、達成感がないんです」と語ったり。
インスリンの打ち方を教えてもらった看護師さんに、「どう? 打てるようになった?」と聞かれて、「なんとか。痛いところにあたったときには、すぐにやめて別の場所にさし直してます」というと、「いいの、それで。がんばってるねー」と言ってもらい、もうそれだけで泣きそうになってました。
そのくらい、追い詰められてたんですね。
きっと、このブログを読んでいる方の中にも、「妊娠糖尿病」とか「インスリン注射」とか「血糖値が下がらない」とかで悩んでいる人もいると思います。
そのみなさんへの私からのアドバイスは、「慣れます」ということ。
慣れ。
慣れって、すごいですね。
いまだって、注射は大嫌いだし、大きいかき氷を食べに行きたい。
チョコレートも食べたい。
でも、インスリン注射を打ち始めて1か月以上たって、インスリンの単位もだいだい安定してきて、痛くない(ような気がする)注射の打ち方を見つけたこと(肉をつまんで、そこに打つ)で、なんとかなってきています。
この気持ちをキープできれば、あと5か月、注射を打ち続けることができる気がする。
アイスとかお菓子を食べたいなと思うときには、その前の食事(おもにランチ)の血糖値が80台くらいになるように、ランチの30分後くらいから20分くらい部屋の中で足踏みしたり、家を歩き回ったりしています。
それで80台になったら、アイスを2つ(イメージとしては、pinoを2粒、って感じの、個装されているもの)を食べたりしています。
毎日ではなくて、週に1,2回。
外食するときは、ブッフェ。
ブッフェ最高!
食べていいものだけをほどよい量食べられるし、炭水化物としてピザとかも少し食べちゃうし、それでも食後2時間血糖値は120を下回っています。
あ、デザートもひと口食べたりも。
新しい喜びを発見して、ものすごく幸せです。
妊娠糖尿病についてブログなどを読んでいると、つらそうな方々が多くて……。
もう診断されてしまったものは仕方ないので、今の状況をより過ごしやすくしていければな、と思っています。
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