子ども時代に好きだった絵本が絶版本に。図書館にあったので借りてみると……想像もしない感覚が立ち上ってきました。
「あ、オバケちゃんの本、好きだったんじゃん!」
などなど、子どもに絵本を読んでいるとき、突如、自分の子ども時代によく読んだ本を思い出すことがあります。
「オバケちゃんの本」とは、松谷みよ子さん作のシリーズ本でした。
私の家には『オバケちゃんとむわむわむう』という本があり、小学生時代に何度も読み返した記憶があります。
内容は、湯気の話?とぼんやり覚えているくらい。
気になったので、買おうと思って検索したところ・・・絶版になっていました。
Amazonで見ると、古本で4000円台。
うーん、ちょっと手が出ない。
ということで、時々検索しては、まだ手が出ないなあと思ったりしてきました。
「図書館にあるかもしれない?」という思い。
そんな日々をすごしてきたのですが、ある日突然「そうか、図書館にあるかもしれないじゃん!」と気づきました。
気づいた私、えらい!
区の図書館、予約機能もヘビーにユーズしています。
そこで、「オバケちゃんとむわむわむう」と検索すると、あった、ありました!!
すぐに予約すると、数日後に届いたというメールが。最速で借りにいきました。
子ども時代のあれこれが、一瞬でよみがえってきて……。
そう、こんな感じの表紙だったわーと、中のページを繰っていくと、「ああ、そうそう、こういうストーリーだった」「ああ、この絵が好きだったのよー」と、悶えるような気持ちに。
この本を読んでいたころに住んでいた家の子ども部屋の空気とか色の感じ、寝っ転がった床の感触、小学生時代の午後4時ころの伸び切ったような時間の感覚……などなども、一気にぶわーっと立ち上ってきました。
記憶はしているけれど、なにかきっかけがないと引き出すことのできないものってあるんですよね。
『オバケちゃんとむわむわむう』は、そんな気づきと、思いもかけなかった懐かしい感覚との再会をくれました。
以上、子どものころ好きだった本が絶版になっているとき、ぜひ、図書館で検索してみて!というお知らせでした。
もう1つ付け加えて、アラフィフ的なおススメとしては、「あの本好きだったな」と本を思い出したら、その場でメモすることです。
でないと、本を思い出したこと自体を忘れてしまうから(苦笑)。